JAレーク大津

JAレーク大津
HOME サイトマップ リンク 個人情報について 採用情報
JAレーク大津の紹介
インフォメーション
営農情報
農事メモ
家庭菜園
経済事業
地元野菜直売所
JAバンク
JA共済
おすすめ特産ページ
エンジョイライフ
営農情報 > 農事メモ

農事メモ1月号

野 菜
土づくり
1.土壌をチッ素過多にしない
 有機物を発酵・分解させたものが堆肥です。堆肥には植物の生育に不可欠なチッ素・リン酸・カリの3要素をはじめ、微量要素が含まれています。さらに、土壌のpHバランスを整える力があるので使わない手はありません。
 ただ、肥料成分は徐々に無機質に変化して植物に吸収されるため、うっかりすると前年、あるいは前々年に与えた堆肥の肥料成分が土壌中にたっぷりと残存している可能性があります。それを無視して毎年大量の堆肥をやり続け、さらに肥料まで施すと、たちまち土壌はチッ素過多の状態に陥ります。
 肥料バランスが崩れると、リン酸やカリが欠乏して花つきや実つきが悪くなり、病害虫も発生しやすくなります。あわててリン酸やカリを与えると、今度はチッ素不足で生育障害を起こすなどという悪循環さえ招きかねません。

2.堆肥は忘れた頃に効く
 堆肥にはさまざまな種類があり、豚や牛の糞を利用したものもあります。当然ながら含有する有効成分には大きな違いがあり、不足しがちな分は化学肥料で補うといった工夫が求められます。また、チッ素分は1年目には前含有量の60%、2年目には20%、そして5年目になってもなお15%が残存して植物に吸収され続けるというデータもあります。
 これを無視するとチッ素過多によって背丈ばかりが伸び、軟弱に育ち、いつまで経っても花や実がつかないといったことも起こります。当然、害虫にも直撃されやすくなります。

3.堆肥の使い方
 堆肥は、植えつけ前に10uあたり20kg程度を作物の下に穴を掘って施します。トマトやナス、キュウリなどは根が直接触れると傷むので、間土を厚さ10cmぐらい埋め戻してから植えつけると安心です。ダイコンやニンジンなどの根菜類は上穴ではなく、畝のくぼみに施すのが安全で確実な方法です。
 堆肥には水分を保持する働きもあるので、特に果菜類では根を土中深く誘導して株の寿命を伸ばし、収量が増す働きも期待できます。

チッ素(N) 茎や葉の中でタンパク質やアミノ酸の成分になり、茎や葉の生育を促進させます。
リン酸(P) 生長の盛んな部分や花、つぼみ、種に多く含まれ、根の伸長にも大きな働きをします。実の成熟や味、根張りや種を充実させます。
カリ(K) 光合成を盛んにして果実のつやや育ちを良くし、イモ類では品質向上に作用します。また、茎や葉を丈夫にします。

4.酸度(pH)と肥料分の適正化
 日本の土壌は酸性土壌で、一般的には石灰を施用して弱酸性から中性に強制しないと野菜栽培に向きません。作物の好適と生育特性に合わせた土壌酸度(pH)の適正化が必要です。また、栽培年数が長くなると野菜が吸収する以上に大量に施肥したり、生育が悪いのですぐに追肥といった栽培になり、過剰な養分集積が問題になります。施肥量には十分注意しましょう。

寒おこし
 畑が空いている場合は、この寒さの厳しい時期に土をスコップで30cmくらいまで深く掘り起こして、塊のまま1か月ほど寒さにさらす「寒おこし」をしましょう。土の中に潜んでいる病原菌や害虫が死滅し、土壌中の水分が凍結と解凍を繰り返すため、土が崩れて軟らかくなります。
 また、3〜4年に1回はできるだけ深く掘り、表土と心土を入れ替える「天地返し」を行い、土を生き返らせましょう。

★ pH調整におすすめの苦土石灰
 石灰には消石灰と苦土石灰がありますが、できればカルシウムやマグネシウムを含む苦土石灰を使いたいものです。
 また、苦土石灰と堆肥を同時に施すと、堆肥中のチッ素と石灰が反応してガスが発生し害を与えます。堆肥は、苦土石灰の散布後1〜10日ほど経ってから施す必要があります。




<前月 農事メモバックナンバー ▲ページトップ 
Copyright (C) 2017 JAレーク大津 All rights reserved.