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ソラマメ、適期まきとアブラムシ防除がポイント


  世界最古の農作物の一つ、原産地は北アフリカからカスピ海沿岸といわれますが、諸説あります。
  若いさやが空に向かって実るので「空豆」、豆の形が蚕が作る繭に似ているところから「蚕豆」とも呼ばれています。
  近頃は年末から出回り始めますが、本来は初夏を代表する味覚品です。
  タンパク質、糖質、ビタミン類やミネラルが多く含まれ栄養豊かですが、収穫後の糖含量の減少は極めて早く、食味が落ちやすいので、適期を見届けて収穫し、できるだけ早く食べたい作物。育て方もやさしいので、家庭菜園にはぜひ取り入れたい作物です。

  育て方のポイントは適期まきを守り、アブラムシの防除対策を怠らないことです。
  種のまきどきは10月中〜下旬(関東南部以西の平たん地では10月20日前後)ですが、寒冷地では早くまき過ぎると冬までに大きく育ち過ぎ、寒害を受けやすくなるので、それよりもやや遅まきに、温暖地ではやや早まきにすることが大切です。
  品種は大粒で食味が良く、3粒入り率の高い品種(「仁徳一寸」「三連」「打越一寸」など)を選びます。

  ソラマメの種子は作物の中では一番大きく、発芽には水分と酸素を多く必要とします。よく発芽させるには深くまき過ぎないこと。お歯黒(図参照)を斜め下方に向けて土に差し込むようにし、芽が地上に出やすくすることが大切です。
  近年アブラムシからの感染によるウイルス病の被害が大変多く見られるようになっているので、種まき後畝全面を黒色ポリフィルムでマルチングし、飛来を回避するよう努めましょう。生育初期や春になって茎葉が旺盛に繁茂する頃、アブラムシが大発生しやすいので、早めに薬剤散布します。

  ソラマメの実の付き具合をよく見ると、下方から数えて5〜8節でよく実止まりし、その上方の物は実止まりしないのが一般的なので、上方の茎葉は不要ですから、実太りを見届けてから刈り取ってしまうと、アブラムシの発生を抑えることができます。刈り取ることにより茎葉倒伏を防ぐこともできるので、一挙両得です。

  収穫の適期は、さやの中の実が大きく膨らみ、実を見るとお歯黒が色づいている状態のときです。

※関東南部以西の平たん地を基準に記事を作成しています。

板木技術士事務所●板木利隆
情報提供:JA新聞連

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